ワークショップ・レビュー
両日にご参加くださったPurple Dreams 代表・松本先生よりレビューをいただきました。


「よろしければ保護者の皆さんも一緒にやってみましょう!」という呼びかけで始まった2回目のワークショップ。ともするとスキル学習に終始しがちなマーチングの基本練習が、初挑戦の保護者も交えて楽しい学び合いの場へと様変わりしていきました。
遡り1回目の東京でのワークショップでは、素晴らしい一般団体の皆さまと、夢に描いた音と動きを同じ空気の中で共有させていただく体験が、参会者の心を激しく揺さぶりました。そして、両方のワークショップ共通で行われた、グループに分かれての学び合いの機会は、生徒の瞳が最も輝いた時間でした。位相の異なるメンバーが織り成すコミュニケーションと学び合いは今までにない相乗効果をもたらし、マーチングの魅力と感動を参会者の心に焼き付けてくれました。貴重な体験をさせていただき感謝でいっぱいです。
<ワークショップにご参加・ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました>
今回のワークショップは、単に技術を学ぶ講習会としてではなく、これからのマーチング活動にとって必要な学びの場とは何かを、皆さまと一緒に考え、実際に試してみる場として企画しました。
JMBA関東支部としては、これまで通り関東大会を大切な事業として開催していきます。大会は、各団体が日頃の活動の成果を発表し、互いに刺激を受け合う貴重な場であり、その価値は今後も大切にしていきたいと考えています。
一方で、近年のマーチングを取り巻く環境は大きく変化しています。団体ごとの規模や活動状況、都県大会の参加団体数、大会運営を支える体制など、以前と同じ形をそのまま続けていくことが難しくなっている部分もあります。
だからこそ、関東支部としては、大会を開催することに加えて、マーチング活動そのものの価値を広げ、支え、未来につなげていく取り組みが必要であると感じています。競技会や発表の場だけでなく、日常の活動を豊かにする学びの場、人と人がつながる場、経験の有無にかかわらず参加できる場をつくっていくことも、これからの関東支部に求められる大切な役割なのではないかと考えています。
実際にワークショップを開催してみると、私たちの想像を超える多くの気づきと収穫がありました。参加団体や個人、それぞれ立場や経験は異なっていましたが、より良い活動にしていきたい、互いを尊重しながら一緒に成長していきたいという思いが、自然と生まれ、広がっていったように感じます。
世代や所属を越えて声を掛け合い、教え合い、学び合う姿。プレーヤー、指導者、保護者が同じ目線で考え、それぞれが学びの担い手となる姿。その一つひとつが、「つながり、学び合う」という今回のテーマを形にしてくれました。
特に印象的だったのは、参加者同士が互いに刺激を受け合い、自ら考え、行動する姿でした。経験や年齢に関係なく、一人ひとりがその場をつくる存在となり、その積み重ねが、これからのマーチング活動の新しい可能性を示してくれたように感じています。
今回、試行としてご参加いただいた団体は、いずれも日頃からマーチングに取り組まれている団体でした。その中でも、今年入部したばかりの新メンバーや初心者の皆さん、また、個人参加として、これまでマーチングの経験はないものの「学んでみたい」という思いで参加された皆さんから、「楽しかった」「また参加したい」といった声をいただけたことは、とても大きな意味があったと思います。
このことは、マーチングが経験者だけのものではなく、初めて触れる人にとっても魅力ある活動であり、学び方や場のつくり方によって、さらに多くの人に開かれたものになっていく可能性を示しているのではないかと感じています。
これから、活動の中にマーチングのエッセンスを取り入れてみたい学校や地域団体、そして学びたいと願う指導者やプレーヤーを、JMBA関東支部は応援し、共に考え、共に歩んでいきたいと考えています。
今回の取り組みは、決して完成形ではありません。むしろ、これからの関東支部のあり方を考えるための、大切な第一歩であったと受け止めています。今後も、多くのご意見やアイデアをいただきながら、参加してくださる皆さまと共に、より良い形へ育てていきたいと思います。
ご参加いただいたすべての皆さま、本当にありがとうございました。(JMBA 関東支部副理事長・村上、杉本)
